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2008年1月 6日 (日)

海を超える想像力 -4

海を超える想像力 第4回です。
 
ディズニー社が示した案、「七つの海」はすばらしいものでした。
日本は海に囲まれた島国。
また日本人には親しみがあり、そして「ランド(陸)対シー(海)」。対になっているところもいいということです。
 
しかし、この案には問題点もありました。
それは、「冒険」が強調されたいることと、50羽のペンギン、イグアナなどの爬虫類、鳥、蝶もアトラクションの一部として登場することでした。
動物たちをかうのは難しいですし、環境が違います。
ペンギン見るなら長崎ペンギン水族館でいいです。
 
それ以上の問題は「冒険」。
これによってシーのシンボルが「灯台」になっていたのです。
灯台は、アメリカ人には、「冒険の守り神」であり、祖国に戻ってきたときのシンボルで温かみを持つイメージでした。
しかし、日本人には、夜の海を照らす灯台から、どことなく哀愁を感じさせるイメージです。
 
さらに、インパクトに欠けている…
そうして、高橋さんの頭の中に出てきたのが直径50mの巨大な「地球」。
 
この日米の様々な文化の違いが浮き彫りになったのです。
 
しかし、日本側の話には耳は傾けられず、ディズニー社主導で話はすすで言ったのです。
さいごに、加賀見さん(著者)はディズニー社にこう言いました。
「モア・ロマンティック」
 
「冒険色の強いテーマパーク」ではなく、「ロマンティックとアドベンチャーが同居したテーマパーク」にしたい、という意味がこめられていました。
 
こうして、ディズニー社はOLCの提案を受け入れるようになっていきました。
 
そして様々な変更がありました。
まず、10代の男性をターゲットとした「冒険」を前面に出したテーマパークから、幅広い年齢層(とくに中高年)をターゲットとした、ロマンティックかつアドベンチャー性を前面に出したテーマパークへと変更されました。
さらに、シンボルは「灯台」から、直径8mに縮小され「アクアスフィア」となって、入園口前に造られました。
 
こうして、東京ディズニーシーはできたのです。
 
次回は、東京ディズニーリゾートができるまで です。

 

海を超える想像力―東京ディズニーリゾート誕生の物語 Book 海を超える想像力―東京ディズニーリゾート誕生の物語

著者:加賀見 俊夫
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